海外を飛び回る売主様の代わりに、片付け・業者手配・税理士紹介まで伴走
| 所在エリア | 鎌倉市山ノ内 |
|---|---|
| 種別 | 戸建 |
| 価格帯 | 6,000万円台 |
| 媒介形態 | 専任媒介契約 |
| 売却までの期間 | 即 |
ご相談をいただいたのは、長年ヨーロッパにお住まいの70代、T.N.様。幼少期を過ごした思い出深い北鎌倉のご実家を相続されましたが、オーナー様は、日本とヨーロッパをまたにかけて活躍されている音楽家の方で、海外に滞在されることも多く、ご自宅を不在にされる期間が長い状況でした。
そのため、通常の売却活動のように、売主様が頻繁に現地へ来て、片付けや業者対応を行うことは難しく、限られた滞在期間の中で効率よく売却準備を進める必要がありました。
弊社では、売却活動だけでなく、家財整理、骨とう品等の買取業者の手配、不用品撤去業者の手配、買主様のリフォーム業者紹介、売却後の税務相談先のご紹介まで、売却に関わる実務をトータルでサポートしました。
築60年を超える平屋戸建
今回の建物は昭和36年築の平屋戸建で、長い年月を経た建物であり、築年数は60年を超えていました。オーナー様が海外に滞在されることも多く、家を不在にされる期間が長かったため、床などにはかなりの傷みも見られました。一般的に、築年数が古く、建物の傷みがある中古戸建は、売却に不安を感じやすい物件です。
しかし、鎌倉市山ノ内・北鎌倉エリアの不動産は、建物の新しさだけで価値が決まるわけではありません。古い建物であっても、立地や土地の雰囲気、周辺環境、これまで大切に使われてきた背景に魅力を感じる方もいらっしゃいます。今回も、建物の状態を正直に整理しながら、売却に向けて一つひとつ準備を進めていきました。
売主様が不在がちだからこそ、効率的な段取りが必要でした
今回の売却で大きなポイントとなったのは、売主様が日本とヨーロッパを行き来されており、現地で対応できる時間が限られていたことです。不動産の売却では、販売活動だけでなく、次のような実務が発生します。
家の中の片付け
家財や不用品の整理
買取業者との日程調整
不用品撤去業者との打ち合わせ
引渡しまでの現地確認
買主様との条件調整
売却後の税金に関する相談
これらを売主様ご自身で一つひとつ手配するのは、大きな負担になります。特に、海外を飛び回るような生活をされている方にとっては、限られた帰国期間の中で売却準備を進める必要があり、通常以上に効率的な段取りが求められます。弊社では、売主様の滞在期間やご都合を踏まえ、必要な業者の手配や現地対応をまとめて進めました。
隣人の方へのお声がけから、スムーズに売却へ
今回の販売では、まず近隣の方にもお声がけをしました。その結果、隣人の方が購入されることになり、売却自体は非常にスムーズに決まりました。
不動産売却では、一般に広く販売する方法だけが正解ではありません。特に鎌倉市山ノ内のような地域では、近隣の方が土地柄や環境をよく理解されていることがあります。
隣地や近隣の方にとっては、
「以前から気になっていた」
「隣地だからこそ活用したい」
「地域の雰囲気を知っているので安心できる」
というケースもあります。
今回も、地域のつながりを活かしたことで、売主様にとっても買主様にとっても納得感のある取引につながりました。
家財整理も、まずは買取業者の手配から
売却が決まった後は、引渡しに向けて家の中を片付ける必要がありました。
しかし、家の中にあるものをすべて一括で処分してしまうと、本来は買い取ってもらえるものまで廃棄してしまう可能性があります。
そこで弊社では、いきなり不用品として撤去するのではなく、まず骨とう品などを買い取ってもらえる業者を複数手配しました。買い取ってもらえるものは先に買い取ってもらい、そのうえで残った不用品を撤去業者に回収してもらう流れにしました。このように進めることで、売主様にとっては処分費用の負担を抑えられる可能性があります。
また、大切にされてきた品物を、ただ捨てるのではなく、価値を見てくれる業者に確認してもらえるという意味でも、売主様にとって安心感のある進め方になります。今回の買取業者、不用品撤去業者の手配は、すべて弊社で行いました。
買主様のリフォームもサポート
今回の買主様は、購入後にリフォームを希望されていました。
そこで、弊社から信頼できる大工さんをご紹介しました。
古い平屋戸建の場合、買主様にとっては購入後のリフォームが大きな関心事になります。
「どこまで直せるのか」
「誰に工事を頼めばよいのか」
「自分たちの理想の住まいにできるのか」
こうした不安があると、購入後の満足度にも影響します。今回ご紹介した大工さんによるリフォームは、買主様の理想に合った仕上がりとなり、大変喜んでいただくことができました。
不動産会社の役割は、売買契約を成立させることだけではありません。買主様がその後、安心して暮らし始められるように、必要な専門家や職人さんにつなぐことも大切なサポートだと考えています。
リフォーム完成後、売主様を招いて見学会を開催
リフォーム工事が完成した際には、売主様をお招きして見学会を開催しました。売主様にとっては、ご自身が長く所有されていた家が、買主様の手によって新たな形で生まれ変わる様子をご覧いただく機会になりました。買主様にとっても、売主様に喜んでいただけることは、とても嬉しいことだったと思います。
売主様、買主様の双方から、
「本当に良かった」
と言っていただくことができました。
不動産売却は、単に所有者が変わるだけではありません。大切にしてきた家を次の方へ引き継ぐことでもあります。今回の取引では、売主様、買主様、そして関係者全員が気持ちよく取引を終えられたことが、何より印象的でした。
売却後の税務相談も、税理士をご紹介
売主様は海外を飛び回る多忙な方でした。そのため、売却後の税金計算や支払いについても、ご自身で一から調べて対応する時間は限られていました。
不動産を売却した場合、譲渡所得税などの税務確認が必要になることがあります。
そこで、ステイフィールドから税理士をご紹介し、売却後の税金計算や手続きについてアドバイスを受けられるようにしました。その結果、売却後の税務対応もスムーズに進めることができました。不動産売却では、契約や決済が終わればすべて完了というわけではありません。売却後の税務や確定申告まで見据えておくことで、売主様にとってより安心できる取引になります。
売却後も続く、売主様・買主様との関係
今回の取引では、売却が終わった後も、売主様・買主様との関係が続いています。
現在でも、この家でお茶を楽しむ機会があります。売主様にとっては、大切にしてきた家が良い形で引き継がれたこと。買主様にとっては、理想通りのリフォームができ、気に入った住まいになったこと。そして、私たちにとっては、その双方に喜んでいただけたこと。
それぞれにとって、とても良い形の売却になりました。不動産取引は、価格だけで評価されるものではありません。もちろん、売主様にとって良い条件で売却することは大切です。しかし同時に、どのような方に引き継がれるのか、売却後も安心できるのか、気持ちよく取引を終えられるのかも、とても大切なことだと考えています。