鎌倉日和【北鎌倉の秋】

北鎌倉駅まで歩いていたのですが、ふと足元に目を向けると、道路面を色鮮やかに覆っている紅葉。

この裏路地のあたりのお宅のもみじの葉っぱが道に落ちているという、本当に何気ない景色なのですが、改めて『あ～、秋なんだな・・』と思いました。

日々、忙しくしていると、季節の移ろいに心を動かされるということは少なくなってしまいがちですが、ただ、こういう美しいものや季節感を感じることは、豊かに暮らすということにおいて大切なことかと思います。

「豊かさ」というと、「便利なものに囲まれ金銭的にも余裕のある暮らし」と思いがちですが、お金をかけなくてもこういう自然を感じられる生活も「豊か」なのではないかと思います。

「鎌倉は何かと不便ですよね」とよく言われます。でも、便利さの果てに失ってきたものも多いはず。
確かに、鎌倉は不便なことが多いと思います。この裏路地だって車は通れません。
でも、こういう場所だからこそ「何かホッとする」ものが残っているのだと思います。