鎌倉日和【鎌倉市の住民協定】

鎌倉は様々なメディアで『住みたい街』の上位にランキングされています。お買い物など、生活環境は決して便利とは言えませんが、それでも魅力とされているのは自然環境と住環境のおかげといえます。

では、魅力的な住環境であり続けられる理由を皆さんはご存じでしょうか？
私はその大きな理由として『住民協定』があると考えております。

■鎌倉市の住民協定

実は鎌倉市内には、現在、７２の住民協定があります。
下の図は鎌倉市のすべてではありませんが、市内の住民協定があるエリアを表したものです。（水色の部分が住民協定があるエリアです）

鎌倉市では約５５％のエリアが風致地区に指定されていて、建物の高さや建蔽率などの制限が設けられておりますが、その風致地区の制限に加えて、上の図のエリアの自治体ごとに住民協定を設けております。
その住民協定があるおかげで、大規模な開発やミニ開発が制限されて、鎌倉らしい住環境が守られているのです。

ルールの内容はそれぞれの自治会ごとに多少の違いはあるようですが、どの自治会も自然環境を大切にしつつ、住環境を大切に守り、街を育てていくために、こうした住民協定を策定しています。

当社としても、この鎌倉の自然環境や住環境を壊すような仕事は一切せず、鎌倉の『まちづくり』のために、知恵を絞り、創意工夫をしていかなければいけないと考えております。