鎌倉日和【高市相場】

小泉氏優勢と思われていた自民党総裁選は高市氏がサプライズで勝利しました。

高市氏勝利を想定していなかったマーケットは慌てて小泉勝利を想定したポジションを巻き戻して、週前半の株大幅高、円安、超長期金利上昇となりましたが、先週の日本マーケットはそれだけでは終わりませんでした。

①公明党の連立離脱ショック
②中国のレアアース輸出規制に対する報復でトランプが課した対中100%関税
この２つが市場に与えた影響は大きく、先週、期待先行でマーケットを席巻した高市相場は、さらに巻き戻しを余儀なくされました。

しばらくリスクを意識せざるを得ない展開が想定される日本株のカギを握るのは『米国株が崩れないこと』になりますが、その米国株はというと

①政府閉鎖による重要な経済統計の発表先送りによる不確実性が高まり
②トランプ大統領による対中関税の大幅引き上げ
によって、リスクオフの流れが加速し、S&P 500は-2.7%、ナスダックに至っては-3.5%と急落しています。

日米ともにリスクオフの流れがさらに加速してくれれば、ようやく株を買うタイミングが訪れるのですが、直近まで大幅高を演じてきた株価が少しくらい下がっただけではまだ買えませんね。