鎌倉日和のお散歩ブログ

鎌倉日和【アダムスミス 道徳感情論】

鎌倉日和【アダムスミス 道徳感情論】

新聞の特集記事で、とても共感する内容の記事を見つけたので、このブログに取り上げてみました。

この記事では、昨今のコロナ禍における利己主義的な経営者の姿勢が紹介されていました。
①米国のとあるレンタカー会社が一時解雇を含めて16,000人の削減をした一方で経営陣に対してボーナスを5.7億円支払った。
②米国の大手百貨店は破産申請の直前にCEOに約5億円を支払った。

これまでは中間層が大衆消費社会を支え、企業の成長により労働者が恩恵を受けられたが、デジタル経済の時代になると大量雇用が不要となり、企業の成長が生む利益と労働者への配分が一致しなくなってきました。

富が一部の層に集中し、ますます格差が広がっています。そして、上の例のように富を得たものはさらに利己的になって自分の利益のみを追求しているように見えます。資本主義はどこに向かっていくのか?

アダムスミスは『国富論』で、「経済は自由な市場の競争に委ねれば自然と調整機能が効いてうまくいく」ということを「神の見えざる手」によって説いたといわれていますが、その数年後に出版された『道徳感情論』では、人間は他人を心にかけずにいられない生まれ持った性質がある」とも説いています。

アダムスミスが『道徳感情論』で説いたような、「高潔さを持った資本主義」が築けるのか、、、

この記事を読んで・・常にお客様や従業員のことを大切に考える不動産会社でありたい! 改めてそう思います。

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