鎌倉日和のお散歩ブログ

鎌倉日和【経済のゆくえ_0328】

鎌倉日和【経済のゆくえ_0328】

円安が進行してきました。28日の外国為替市場は対ドルで円安が進み、一時、2015年12月以来、6年3カ月ぶりとなる1ドル=123円台をつけました。
為替の決定要因は複合的ですが、、、今回の円安で真っ先に思いつくのが、『日米の金利差』ということですね。

米国は3月FOMCで0.25%の利上げを決定。先週、パウエル議長からは、今後1回または複数回の会合で0.50%の引き上げもありうるといった発言も飛び出していて、利上げ加速予想が相次ぎました。
おカネは金利が低い通貨から高い通貨へ流れるというロジックでいうと、今回の円安は、まさにその通りですね。今後も、日米金利差が拡大していくのであれば円安基調を後押しする可能性は高いと思います。

ただ、一方で、為替の変動理由として、『お金の量が少ない国の通貨が高くなる』というロジックもあります。
先日、FRBからは早ければ5月にもバランスシート縮小に着手する可能性が示されており、米国はお金の量を減らす方向に歩みだしそうです。もし、マーケットがこの状況を織り込めば、ドルが買われやすくなる(ドル高円安)可能性もあるでしょう。

さらに、円安によって資源価格の高騰や、食料の輸入価格の高騰で貿易赤字が膨らみ、それによってまた円安が進むという悪循環に陥りつつあるようにも思えます。

米国は、世界一の原油産出国であり、世界一の天然ガス輸出国であり、さらに小麦やトウモロコシなどの穀物輸出国でもありますが、資源もなく食料自給率も低い日本を世界的なインフレが襲った結果、円が一方的に売られるという状況もあり得るのではないでしょうか。

■日米金利差
■マネーストック
■日本経済の脆弱性
などによって、さらなる円安に拍車がかかるように思いますが・・さて、実際はどうなりますか・・・

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