鎌倉日和のお散歩ブログ
鎌倉日和【不動産 売却①】
不動産を売りたいという理由は人それぞれ。ただ、いずれにしても人生の中で不動産売買を経験するのはそれほど多くないだけに、何から始めたらいいのか、どうしたらいいか戸惑うことも多いと思います。そこで、このブログでは『不動産 売却』にあたって、まずは『流れ』を解説させて頂きます。
売却の流れⅠ
①相場を調べる
自分の家がいくらなのかというのは誰でも気になるところですね。
自分としては『●●●万円で売りたい!』と思っていても、実際には、前面道路の状況、土地の形状、面積、方位、間取りなど、物件ごとの要素によって、価格は異なってきます。また、当社の事例では、オーナーさんが建物をとても丁寧に維持管理されていたために、周辺相場より高く売れたという事例もありましたし、逆に、建物や植栽の管理を怠っていたために、購入時よりも大幅に値下げして売却せざるを得なかったという事例もあります。
②媒介契約
自分の家の価値がいくらくらいなのか?ということは気になりますが、金銭面以外にも『自分が長年住んだ大切な家』『手塩にかけて維持管理してきた家』なので、売却する物件にとても愛着を持つ方も多くいらっしゃいます。値段が高く売れるに越したことは無いのでしょうが、売主さんの気持ちを汲んで丁寧に対応できる不動産会社と媒介契約を結ぶのも一つの選択肢かと思います。
③物件の調査
①で述べたように、不動産は土地の形状などの個々の状況によって価格は変わります。特に鎌倉は古い町なので、新興住宅地のように区画がきちんと整備されていない土地も多いのです。自分が所有している土地が道路に面していなかったり、地下の水道管やガス管が他人の土地の下を通っていたなどということがよくあります。そのような細かい状況をしっかりと調べる必要があります。もちろん、そこは自分自身でやるという事よりも信頼のおける不動産会社にお任せすべきかと思います。ただ、高く売りたいというだけでなく、購入していただいた買主さんに気持ちよく住んでいただくためにも、また、買主さんとトラブルにならないためにもしっかりと調査をすることが必要ですね。
④マーケティング
販売価格などが決まったら、いよいよ売り出し開始です。
自分の所有する物件の特徴を考えて、マーケットに合った販売戦略が必要かと思います。むやみやたらに"鉄砲を撃つ"というより、家の立地や周辺環境、物件そのものの雰囲気などをしっかりと理解したうえで、正しいマーケティング戦略に基づき、マーケットに訴求する方法を考えるのがいいと思います。当社では売主様と二人三脚で物件の特長を綿密に打ち合わせをして、動画や写真を撮影して、購入を考えている方がその物件の特長を理解しやすいようなHPづくりを心掛けています。
HPに、㎡数や間取りなどありきたりな"数字"を羅列するのではなく、物件の特長を盛り込むことによって、買主さんにとっても適切な情報提供ができるような工夫をしています。
『売却の流れ』は上記①~④以外にもまだ、下記の⑤~⑨がありますが、これらについては、また、次回解説させていただきます。
⑤購入希望者からの問い合わせ対応
⑥物件情報の明示
⑦売買契約の締結
⑧決済・引渡
⑨引き渡し後