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鎌倉日和【不動産の売却】①売却していくら手元に残るの?【Ⅰ】

鎌倉日和【不動産の売却】①売却していくら手元に残るの?【Ⅰ】

不動産の売却をするにあたって、ポイントは4つあると考えております

①売却していくら手元に残るの?
②なるべく高く売りたい
③周辺環境(住民)に配慮して売りたい
④売却の時のトラブルを無くしたい

今回はまず、「①売却していくら手元に残るの?」についてお話しします。

ご存じかと思いますが、売却価格がそのまま手元に残るという事は無く、売却した金額から各種の費用を差し引いた金額が手元に残ることになります。

計算式は

売却価格 ー ( 諸経費 + 税金 ) = 手取金額  となります。

上の計算式の通り売却価格から諸経費と税金を引いた残りが手取金額になるわけです。

そこで、今回は上の計算式の「諸経費」について解説します。
ざっくりですが、一般的に諸経費は売却金額の4~6%といわれております。
ほとんどのケースにおいて、大体この範囲内に収まることが多いようですが、以下、細かく解説いたします。

①諸経費

諸経費として下記の8つの項目があります。

1-1.仲介手数料 →  売却価格の3% + 60,000円
        売却価格が5000万円の場合、 5000万円×0.03+6万円 = 仲介手数料は 156万円 となります。

1-2.印紙代 → 売却金額によって異なります。
        詳しくは国税庁のHPをご覧ください
        ※例えば、売却価格が5,000万円の物件の場合の印紙税は10,000円となります。
         この収入印紙を契約書に貼付します。

1-3. 登記・抵当権抹消費用
        不動産の売買・決済が完了したら所有権移転登記を行い、新たな所有者に所有権を移転します。
        また、住宅ローンが残っている場合などにつきましては、抵当権を抹消することになります。

1-4.住宅ローン関連の費用
        売却した時に住宅ローンが残っていたら、一般的には一括返済するわけですが、その際に金融機関に支払う事務手数料などのことです。
        不動産の売却をする際、ローンが残っていると売却ができないので、住宅ローンの残債を一括で支払ってから売却をします。
        この事務手数料は、金融機関によって違いがありますので、個別に確認することが必要です
        ※インターネットで手続きすると、無料になるケースもあります

1-5.引っ越し代
        今まで住んでいた自宅を売却する場合などは引っ越しをする必要があります。

1-6.譲渡所得税
        不動産を売ったときに出た利益を「譲渡所得」といいます。
        利益が出た場合には、確定申告をし、譲渡所得税という税金(所得税、住民税)を支払います。
        
不動産を売却しても利益が出なかった場合には、税金は発生しません
        この譲渡所得税につきましては、とても重要な部分で、手元にいくらのお金が残るかを大きく左右するものですので、次の「税金」の章で解説します

1-7.その他の費用
        その他の費用として主なものに下の2つがあります。
        ①測量費
          特に境界がはっきりしていない土地などは前もって測量することが多いです。
          費用は隣接の所有者の数などによって金額が異なりますが、一般的には数十万の金額が必要になります。
          費用はかかりますが、売却後に「面積が違った」などのトラブルを防ぐ意味でも測量することが望ましいと思います。

        ②解体費
          こちらの解体費も必須という事はありませんが、売却する際に、古い家屋などを壊した方が売却しやすいケースもあります

次回は上の計算式の「税金」について解説します

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