相続した実家に大量の家具や遺品が残っています。そのままでも売却できますか?
はい。大量の家具や荷物、遺品が残っていても、まずはそのままの状態でご相談ください。
相続したご実家を売却しようと思ったとき、多くの方が最初に困るのが、家の中に残された家具や荷物、そして遺品の整理です。
何十年もご家族が暮らしてきた家ですから、タンス、食器、本、衣類、家電製品、趣味の品、写真、思い出の品など、家中に大量の物が残っていることも珍しくありません。
「これを全部片付けないと、不動産会社には相談できないのだろうか」
「自分たちだけで遺品整理をするのは、とても無理そうだ」
そう思って、売却そのものを先延ばしにしてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、最初からすべてを処分する必要はありません。
当社ではこれまで、相続した住宅に残された大量の家具や荷物、遺品の整理をお手伝いしてきました。
その経験から申し上げると、いきなり撤去業者にすべての処分を依頼するのではなく、順番を決めて整理していくことが大切です。
① まず、ご家族にとって大切なものを残します
最初にしていただきたいのは、何を捨てるか、を決めることではありません。
ご家族が残しておきたいものを選ぶことです。
写真やアルバム、手紙、思い出の品、形見として持っておきたいものなど、あとから取り戻すことのできないものがあります。
まずはお子様などご家族で、「これは自分が持っていたい」、「これは兄弟に確認してから決めたい」
というものを取り分けていただきます。
処分を考えるのは、その後で構いません。
② 「遺品整理」と「残置物撤去」は同じではありません
ここで気をつけたいのが、家の中にあるものを全部捨てればいい、とは限らないことです。
長年暮らしていた家の中には、家具や衣類などに紛れて、大切な書類や貴重品などが残されている可能性があります。
場合によっては、現金や証券など、財産に関係するものが紛れ込んでいることも考えられます。
そのため、
「何が残っているかを確認しながら整理する必要がある家」
と、
「必要なものはすでに取り出してあり、残ったものを撤去すればよい家」
では、
依頼する業者も作業内容も変わってきます。
遺品を一つひとつ確認しながら整理する必要があるのか。それとも、残された家具や不用品を撤去することが目的なのか。
当社では、家の中の状況やご家族のご希望を伺ったうえで、必要に応じて適した業者を手配しています。
③ 次に売れるものがないか、プロに見てもらいます
ご家族が残しておきたいものを取り分けたら、次に考えるのは、
「この中に価値のあるものはないか」
ということです。
ここで、ご家族だけで判断してしまわないことも大切です。
当社が鎌倉で仕事をしていて感じることですが、鎌倉には趣味を大切にして暮らしてきた方が多いように思います。弊社にご依頼いただいたお客様の中には有名建築家がご自分で設計、居住していた家もありましたので、数十万円の買取価格で売却の資金にできた方もいらっしゃいます。
絵画、陶器、古書、レコード、カメラ、古い玩具、趣味の道具など、長い年月をかけて集めた品々が家の中に残されていることがあります。
そして面白いのは、一見して高価そうな骨董品だけに値段がつくとは限らないことです。
ご家族からすると、「これは古そうだから高いのでは?」
と思ったものにはそれほど値段がつかず、
反対に、「こんな古いポスターや文房具は捨ててもいいだろう」
と思っていたものに、思わぬ価値があることもあります。
価値を判断するには、その分野に詳しい人の目が必要です。
当社では、必要に応じて骨董品や古い品物などを鑑定できる専門家を手配することもできます。
④ 鑑定は、いくらで売れるか、だけではありません
以前、当社がお手伝いしたご家庭で、残された品々を専門家に見てもらったことがあります。
鑑定を進めていく中で、専門家から、
「これは、おそらくこういう趣味をお持ちだったのでしょう」
「この時代にこういうものを集めていたということは、こういうことに関心のある方だったのではないでしょうか」
といった説明がありました。
すると、ご家族にとって、それまで単に「片付けなければならない遺品」だったものから、亡くなった方がどのようなことに興味を持ち、どのように人生を歩んできたのかが見えてきたのです。
後からご家族から、
「品物の説明を聞いているうちに、故人の生き様や足跡を知ることができた。それだけでも鑑定してもらって良かった」
というお話をいただきました。
遺品の価値は、必ずしも金額だけではありません。
処分してしまう前に一度立ち止まって見てみることで、ご家族にとって大切なものが見つかることもあります。
⑤ 買い取ってもらえるものは、先に買い取ってもらいます
専門家に見てもらったうえで、値段がつくものがあれば買い取ってもらいます。
古い家具、食器、置物、絵画、趣味の品など、ご家族からすると処分するしかないと思っていたものでも、専門業者から見ると価値がある場合があります。
いきなり全部を不用品として処分してしまえば、当然お金にはなりません。
まず価値のあるものを見つけ、買い取ってもらえるものを先に整理します。
⑥ 値段がつかなくても、無料で引き取ってもらえるものがあります
次は、買取価格はつかなくても、
「無料なら引き取ります」
というものがないかを確認します。
売主様にお金が入らなくても、無料で持っていってもらえるのであれば、その分だけ最後の撤去費用を減らすことができます。
大量の荷物がある場合には、この積み重ねが意外に大きな違いになります。
⑦ それでも残ったものは、近所の方にお譲りすることもあります
これは当社がこれまで実際に行ってきた方法ですが、まだ使えるものがたくさん残っている場合には、近隣の方に声をかけて、無料でお譲りする機会を設けることもあります。
いわば「無料バザー」です。
食器や日用品、家具など、
「お金を払って買い取るほどではないけれど、無料なら使いたい」
という方が見つかることがあります。
売主様にとっては処分する物が減りますし、まだ使える物を捨てずに済みます。
⑧ 最後に、本当に残ったものだけを有料で撤去します
ここまで行って、それでも残ったものを、最後に専門の業者へ依頼して撤去します。
買取代金で撤去費用を賄えたこともあります
実際に当社がお手伝いしたケースでは、家の中に大量の荷物が残っていたものの、骨董品などを専門家に査定してもらったところ、思いがけず値段のつくものが見つかったことがあります。
その買取代金を最終的な残置物の撤去費用に充てることで、結果として買取代金で撤去費用を賄うことができたケースもありました。
もちろん、すべてのご家庭でこのようになるわけではありません。
しかし、何が売れるか分からない段階で、すべてを有料で処分してしまうのはもったいないと思います。
「全部片付けてから相談しよう」と思わなくて大丈夫です
相続した家に大量の荷物や遺品が残っていると、それを見ただけで、
「これを全部片付けるのか……」
と途方に暮れてしまうことがあります。
特に遠方にお住まいのお子様が、週末のたびに実家へ通って少しずつ片付けるのは大変な負担です。
ですから、ご自身ですべて片付けてから不動産会社へ相談する必要はありません。
まずは、家具や荷物、遺品が残っている状態のままご相談ください。
当社では、必要に応じて鑑定の専門家、リサイクル業者、遺品整理を行う業者、撤去業者などを手配しながら、売却に向けた整理をお手伝いしています。
「家の中が荷物だらけで、とても売却できる状態ではない」
と思われていても、まずはそのままの状態でご相談ください。
鎌倉・北鎌倉の相続不動産のご相談
鎌倉・北鎌倉では
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