鎌倉日和のお散歩ブログ
2021/10/27
鎌倉日和【渋沢栄一】
久しぶりに東京に行ったので、今、NHKの大河ドラマで話題の渋沢栄一を拝みに行こうと渋沢栄一像を見に行きました。
そういえば、先日の放送で、三井の大番頭の三野村利左衛門のセリフにハッとしました。
渋沢栄一邸に集まった財界や新聞界の大物の中にいた利左衛門が、日本資本主義の未来を危惧するような場面があったのです。
日本国内に統一した通貨制度を制定し、第一銀行を作って意気揚々としている渋沢栄一に対して、『さーて、これから(日本は)どんな世になりますかね~?』と。
三野村さんが日本の経済が発展するのはいいが、行き過ぎた資本主義の果てに拝金主義がまかり通る世の中になりはしないか?という危惧を抱いて思わずこぼれた言葉。
だからこそ、渋沢栄一は算盤だけでなく、『論語』が必要だと考えていたのでしょうが、果たして今の資本主義を見ると、なんとなく、三野村さんが危惧していたことが現実になりそうな、、、、そんな気がしてしまいます。
今こそビジネスに『論語』が必要なのかもしれません。