【ｺﾝﾗｯﾄﾞ･ﾒｲﾘとかくちゃん展】②

今回の鎌倉日和のブログは、コンラッド・メイリとかくちゃん　～2人が書いた『1948年のｽｹｯﾁﾌﾞｯｸ』展～　のお知らせ、第2弾です。

前回はコンラッド・メイリさんについてのご紹介をしましたが、今回はもう一人の主人公、『かくちゃん』の紹介をします。

■かくちゃん

1939年秋、パリで活躍していたスイス人画家が、３ヶ月の滞在予定で日本にやってきたものの、第二次世界大戦の勃発で、故郷のスイスに帰ることができなくなり、妻キクさんとともに鎌倉長谷の家に住むことになりましたが、その家のお隣に引っ越ししてきたのが、もう一人の主人公『かくちゃん』なのです。
　
かくちゃん一家は、東京で空襲に遭い、家を失ったのでした。ある時、何気なくかくちゃんの絵を見たメイリ先生は、かくちゃんを「お弟子さん」にしようと言ってくれました。かくちゃんは当時小学校一年生。

　私は、以前、当時かくちゃんが書いた絵日記を見せてもらったことがありましたが、とても小学校の低学年の子供が書いたものと思えないほどの素晴らしいものでした。
　また、戦後の日本人の生活の様子が、子供の目線から描かれていて、歴史的資料としても素晴らしいものでした。
　その後、かくちゃんは、普通の主婦として生活していましたが、子どもの手が離れたころから絵を描き始め、現在でも創作活動を続けていらっしゃいます。

メイリさんの作品と、そのお弟子さんのかくちゃんの作品を、ぜひ見に来てください！

■コンラッド・メイリとかくちゃん展

　　1月２１日（土）～２月５日（日）　　　　　　

　　■場所　ＯＮＡＲＩＹＡ　ｋａｍａｋｕｒａ　
　　　　　

　　　　鎌倉市御成町１－７
　　　　　　鎌倉駅西口徒歩１分にあるCAFE&GALLERYです