鎌倉日和のお散歩ブログ

2017/01/29

【ｺﾝﾗｯﾄﾞ･ﾒｲﾘとかくちゃん展】①

今回の鎌倉日和のブログは、コンラッド・メイリとかくちゃん　～2人が書いた『1948年のｽｹｯﾁﾌﾞｯｸ』展～　のお知らせです。

■コンラッド・メイリ

1939年秋、パリで活躍していた一人の画家（彼こそがコンラッド・メイリ）が、３ヶ月の滞在予定で妻とともに来日した。
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以後約十年間、戦争に翻弄されながらも夫妻は日本に住み続ける。鎌倉・長谷に居を構え、悲劇の時代にもかかわらず、絵を通して、弟子となった日本の人達と交流を深めます。また、日本の自然や文化を愛した画家は、俳句を知り、帰国後ヨーロッパに俳句を広めることにも尽力するのです。

そんなコンラッド・メイリと鎌倉で出会った小さな弟子、かくちゃんの思い出の展示会が鎌倉市御成町のＣａｆｅ：『ＯＮＡＲＩＹＡ』さんで開催されています。（企画：ふなこしゆりさん）

１９３９年から１０年間を日本で過ごす・・・１９３９年というと、第2次世界大戦がはじまった年です。そして、終戦が１９４５年。このメイリさんは、その大変な時代に日本にやってきて、生活をしていたわけです。

当時の日本は戦時中の真っただ中、軍国主義の世の中で、思想や言論が統制されてしまっていて、しかも外国人が日本で住むとなれば、筆舌に尽くしがたいほどのご苦労があったと思います。おそらく、日本でも本当に嫌な思いをしたと思いますが、それでも、母国に戻ってなお、日本の文化を愛し続け、その普及に尽力されたということです。

ぜひ、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか？
メイリさんの作品や、そのお弟子さんのかくちゃんの作品が飾られていて、ちょっとほっこりした空間になっています。