鎌倉日和のお散歩ブログ
2016/07/15
鎌倉日和のブログ 【坂口安吾】
NHKのeテレ 【100分de名著】という番組が好きで、毎回見ています。生きる上で栄養になりそうな本を取り上げて、その本について、専門家の先生がわかりやすく解説してくれるのです。
今回は坂口安吾:『堕落論』を取り上げています。
このテレビで出会うまでは、坂口安吾という人の名前は耳にしたことがあるという程度で、本については、まったくその存在も知りませんでした。
・・・でも、見ているうちに引き込まれます。
坂口安吾が説いている『堕落』とは、『自由』ということなのだと思います。
人間は、日本人は。。もっと組織や社会から自由な存在にならなくてはいけない
ただし、自由ということの裏返しには、『孤独』とか『自己責任』というものがあって、『自由』に何をやってもいいということではなさそうです。
『自由』に自己本位にふるまった結果、世間からバッシングを受け、孤独感に苛まれるということも覚悟しなけれなばない。
この考えは、同時代のサルトルの『実存主義』に通じる思想であるとも言われています
4回シリーズの2回が終わったところなので、まだ先があるのですが、この先に何があるか楽しみです。