鎌倉日和のお散歩ブログ
鎌倉日和【涼しい?湘南】
湘南エリアの夏は涼しくて過ごしやすい?
毎日暑い日が続いていますが、そんな中、鎌倉の街の中を歩いていると木陰などに入った瞬間に「涼しい風」を感じることがあります。
また、私が乗り降りしている北鎌倉駅は東京から戻ってくるときにホームに降り立つと、すごく涼しく感じます。
たまに道端で、お客様に会うことがあるのですが、その時に、「鎌倉が涼しくて、やっぱり引越してきてよかった!」という会話になります。
さすがにこの季節で、高原のようにめちゃくちゃ涼しいという事は無いのですが、湘南はなんとなく暑い中にも「気持ちよさ」があるように思うのです。
そこで、鎌倉と他のエリアの気温の比較をしてみました。
下のグラフは①鎌倉 ②新宿 ③熊谷のそれぞれの地域の最高気温・最低気温について、グラフ化したものです
期間は今年(2023年)の7月1日から7月26日まで
グラフを作る前は、鎌倉市が他の地域と比べてかなり気温が低いのだろうと思っていたのですが、上のグラフを見ていただいてお分かりの通り、鎌倉が他の地域と比較して際立って気温が低いという事は無いのです。
最低気温に至っては、逆に熊谷や新宿より鎌倉の方が高い日も多いようです。
では、なぜ、夏に涼しく感じるのか?
それは、海沿いがゆえに、冷たい海風が常に吹き込んでくるという事にあるようです。
風は気温の低い方から高い方に吹きます。
日中は海の温度が陸地と比べて上がりにくいので、涼しい海風が陸地に向かって吹きますが、夜になると陸地が冷えて、(温度が下がりにくい)海水面に向かって風が吹くので、海沿いの都市は比較的涼しく感じるのだそうです。
東京も海沿いですが、極端な都市化の影響によって、林立するビル群が海風を阻害する都市環境になってしまいました。そして、その東京からの熱風の影響を受けやすくなっているのが埼玉や群馬の内陸部となっています。
このように、鎌倉に来て気温のデータには現れない「気持ちよさ」を実感してみませんか?