鎌倉日和のお散歩ブログ

鎌倉日和【米経済のゆくえ】ベージュブック

鎌倉日和【米経済のゆくえ】ベージュブック

先週、アメリカで発表された『ベージュブック』
ベージュブックとはFRBの12地区の経済状況をまとめた地区連銀経済報告のことなのですが、「雇用」「住宅」「消費」などの現況報告の中で、特に「消費」に顕著な特徴が表れています。

個人消費の動向

賃金上昇は横ばいで、全国的に伸び悩みの傾向がみられ、低所得層は支出を控えています。さらに、政府閉鎖も購買意欲の下押し要因となったようです。
ただし、
高価格帯商品の需要は底堅いのが現在の米国の個人消費の状況をあらわしています。
小売でも、日用品では節約志向が強まっている
一方で、高級品の売れ行きは堅調となっており、消費が二極化している状況がうかがえる。

米国においては、賃金の伸びが鈍化する中、インフレは残存しており、実質労働所得が鈍っています。
ただ、一方で、株高などを背景にした資産
は急増。
結果として、米国の消費の多くは、労働所得よりも資産効
果に依存するようになっており、直近の消費を牽引しているのは間違いなく資産の増加によるものとなっています。

ということは、逆に資産の成長が鈍ることになると、米国の消費は大きく鈍化させることになるという点は重要なポイントではないでしょうか。

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