鎌倉日和のお散歩ブログ

鎌倉日和【経済のゆくえ_円安】

鎌倉日和【経済のゆくえ_円安】

日本はGWに突入していますが、海外市場ではパウエル議長の会見や様々な経済指標・雇用関連指標の発表などのイベントが目白押しです。
しかも、急速に進む円安に対して日銀が為替介入するのか?という可能性も無きにしも非ずといった状況で、連休とはいえなかなか落ち着かない人も多いのではないでしょうか

そのような中、先週、日銀の植田総裁が会見で、為替を意識した発言をするのかという事に注目が集まりましたが、「基調的な物価上昇率に、ここまでの円安が今のところ大きな影響を与えているということではない」と明言し、「円安について金融政策で直接対応するつもりはない」と、日銀のスタンスをハッキリ示しました。

そして、総裁会見のあった15時には156円近辺だった為替レートが翌日の6時には158円まで円安になっていました。

確かに為替の所管は財務省であって、日銀ではないので、「金融政策で直接対応」はしないのは正論ですし、総裁会見は為替政策を語る場ではないですよね。
とはいえ、通貨防衛のための金融政策変更という可能性はゼロではないとは思いますが、ここまで米ドルが強いとなると、日本サイドから円安環境を変えるのは難しいのではないかなと思います。

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