鎌倉日和のお散歩ブログ
2022/09/26
鎌倉日和【経済のゆくえ_9月②】
9月23日の日経新聞の1面に『政府・日銀、24年ぶり円買い介入 円安阻止へ単独で 5円程度上昇、日銀は緩和を維持』というトップ記事が出ていました
記事によると『政府・日銀は22日、1998年6月以来、約24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。<中略>輸入物価の高騰で家計の負担増につながる円安を阻止する姿勢を示した。』とあります。
ただ、同時にこの記事で『介入の効果は限定的』とも書かれています。
日米の金利差を背景に円安・ドル高になりやすい構造があること。さらに、英国のポンド売りでもわかるように欧州の景気後退で逃避需要によるドル買いも加速して、世界的に構造的なドル高が続いているという状況にあります。
さらに、円買い・ドル売り介入は手持ちのドルを売る必要があるのですが、原資となる外貨準備はおよそ20兆円ほど。今回の介入で2~3兆円使っているのではという予想もあり、大規模な介入を繰り返すのは難しいというのが大方の予想です。
一時的に大幅な円高に振れましたが、しばらく『ドル資産はキープ』というスタンスで間違いないかなと思う今日この頃です。