鎌倉日和のお散歩ブログ
2022/04/29
鎌倉日和【経済のゆくえ_0428】
今から1か月前の3月28日のブログで、前日の外国為替市場で円安が進み、『6年3カ月ぶりとなる1ドル=123円台をつけました。』という記事を書きました。
それから1か月経って、さらに円安が進み、130円台に突入しています。
■日米金利差
■マネーストック
■日本経済の脆弱性
などによって、これまで一貫して円安が継続しています。
さらに、ロシアとウクライナの戦争によって、石油やエネルギーが供給不足となっていますし、EUを中心とした脱炭素化の動きによって、エネルギーの増産が制限されて、エネルギー価格は高騰を続けています。
エネルギーや食糧などを輸入に頼っている日本では、円安とエネルギー価格の高騰によって、物価が上がることが予想されます。
一方で、物価は上がっても、給料が上がる要素は見つかりません。多くの企業では、エネルギーコストの上昇が収益を圧迫して、収益悪化を招くことになりそうです。
すでに、ヨーロッパではこの1年間にエネルギーコストの上昇が家計や企業を圧迫している状況が報道されています。
日本では今のところ、生活を圧迫するというほどの状況ではありませんが、エネルギーや食糧を輸入に頼っている以上、影響は今後深刻化するのではないかと想像します。
今のうちから、しっかりとした準備をしなければと考えています。