売買おすすめメモ
庭でつながる分棟型の別荘地
■動画があります
慌ただしい都心を離れ、『休日は北鎌倉の自然の中で過ごしたい』と考えたオーナーが別荘として利用していた北鎌倉の理想郷です。現在のオーナーはそのお孫さんなのですが、小さいころ夏休みにによくここに泊まって、スイカ割りなど楽しく過ごした思い出が詰まった場所なんだそうです
緑に包まれた広い敷地には用途別に3棟の平屋建物が配され、それぞれの棟が庭でつながっています。
下の図面で479.41㎡とありますが、入り口のセットバックの部分を差し引いた㎡数となっております
門をくぐってこの敷地に一歩足を踏み入れると、緑と静寂に包まれた世界に入ったような感覚になりますが、この物件の主役は3つの建物をつなぐ庭の景色なのではないかと思えるのです。どの棟からも庭が素敵な表情を向けてくれます。
この物件に入るには道幅が狭く、車の通行はできません。従いまして、ここに来るには電車を利用するか、近くに駐車場を借りるしかありません。
電車をご利用の場合には北鎌倉駅を使うことになると思いますが、北鎌倉駅からここまでのルートが北鎌倉らしい裏路地となっておりまして、歩いているだけでも癒されるのです。北鎌倉駅までの動画がありますので、こちらをご覧ください
土地を生かした建築プランを作ってみました
現状の土地は上記の通りですが、建物の老朽化があり、実際にはリフォームや建て替えが必要になるかと思います。
とはいえ、土砂災害危険区域に建築基準法上でどのような家が建つのか?というご懸念もあろうかと思いまして、建築士の方にモデルプランを作っていただきました。もちろんこのプラン通りにしなければいけないという事ではないのですが、この土地の形状や自然環境を生かしつつ、どのような家が建てられるのか参考にしていただけましたらと思います。
居心地のいい週末別荘
既存の3棟のうち、2棟を撤去して、そこに広いテラスを有する、約68㎡の木造2階建ての家を建てるプランです。
鎌倉市の崖条例に適した構造にするために、斜面側の一部の外壁はRC構造となっております。
既存の数寄屋造りの家は「離れ」として残して、間にウッドデッキを設けて庭を楽しむ工夫を凝らしています。
下の図は左側が既存の数寄屋造の古民家、右が建築プランの断面図です
■土砂災害特別警戒区域位置はトレースによるものです。実施設計時には測量図が必要です
■実施設計時の詳細検討および確認審査機関との協議結果により、変更の可能性があります
既存の建物について
①居住棟
敷地の南東側に配した、床面積29.52㎡の平屋建ての建物。玄関を入ると広い土間があって、その奥に6畳の和室。さらに奥には檜風呂と洗面コーナーがありますが、このお風呂は周りに家(の窓)がなく、日中も視線を気にせず入浴できるのです。
自然と一体感を満喫できるように2面に開口部を設けてあり、戸を開け放てば風が抜けて、まるで露天風呂のような開放感が味わえます。
また、和室もまた癒しの空間となっております。
②作業棟
もともとここはお風呂場として利用されていた、8.36㎡の棟です。敷地の北西に配置されています。現在はほぼ物置として利用されております。
土砂災害特別警戒区域内における建築については、建築基準法施行令第80条の3に記載されている通り細かい規定があるのですが、この構造規定の対象は居室を有する建築物のみとなっております。
従いまして、この作業棟は非居室となり、構造既定の対象外となります。
つつじが咲くとこんなにきれいになります。
③多目的棟
敷地の南西に配されたこの棟は広さが13.24㎡の箱型の平屋建ての建物で、中はどんな用途にも使えるようになんの仕切りも付いていません。
こちらの棟も上記②と同様、非居室となります。
④庭について
北鎌倉駅から歩いて5分。たった5分歩いただけで、俗世間の喧騒から離れたこの静寂の空間があります。
静かに時を過ごしたいという方にはまたとない物件かと思います。
先ほどもお伝えしましたが、この物件の主役は庭なんだと思います。特に午前中は明るい日差しが庭にもお部屋にも降り注ぎます。
ここに来たら、家の中でじっとしているというより、広い庭でBBQをしたり、外でお食事をしたり、とにかく庭で遊ぶというのがいいですね。
■周辺環境
休日には、この辺りをお散歩はいかがでしょうか? 近くにはいくつかのカフェがあって、お店でコーヒーを飲みながらゆったりとした時間をすごせます。秋や冬なら、庭でサツマイモを焼いて・・・考えただけで楽しそうですね。 都会の暮らしでは味わえない、スローな生活を楽しめます。
もともと、自然に囲まれた土地だけに自然環境はいいかと思います。この辺りには鎌倉名物?のリスがいたり、夜にはタヌキにバッタリ遭遇という事もあるくらい自然に囲まれた場所です。北鎌倉からこの物件までの途中の小川には蛍が見られます。
■生活環境
お買い物は、普段は北鎌倉周辺のお店を利用することになります。大型のスーパーなどは近くにありませんが、個人商店は八百屋さんやお肉屋さんなど揃っていますし、コンビニも徒歩9分ほどのところにありますので、生活にそれほど不自由することはないかと思います。また、自転車があれば大船駅までは12分ほどで行くことができますので、まとめ買いをするには自転車を使って大船駅周辺のスーパーに行くことをお勧めします。坂道があるので電動機付き自転車をお勧めします。
決して便利なエリアにある物件とは言い難いです。『便利さ』を取るか、『環境』を取るか、少しでも『便利さ』を求める方にはおススメできませんが、日常では得られない環境や心の安らぎを得たいという方はお勧めの物件です。
最近、YouTubeなどで、キャンプブームですが、わざわざキャンプ場に行かなくても、澄み切った青空の下で、素晴らしい景色を堪能しながら外でお茶を飲んだり、お食事をするのもいいのではないでしょうか。ウ
■土地についての課題
南側に法面があり、竹藪となっています。そして、この法面は土砂災害特別警戒区域に指定されており、法面以外の土地もほとんどが土砂災害警戒区域になっております。
確かに、実際に現地でこの法面を見上げてみると、それなりの傾斜地になっていることが分かります。
ただ、この傾斜や竹藪があるからこそ、外界から隔絶された静かで素敵な空間になっているということもまた事実です。
実際に春になるとこの竹藪では、立派なタケノコが収穫できます。下の写真はこの竹藪で掘ってきたタケノコですが、こういう環境だからこそ得られるものがあると思います。
■駐車場の問題
現状ではこの敷地内に車を乗り入れることはできませんので、どうしてもお車を使うという方は近所で駐車場を確保する必要があります。
その他、土地に関することはご相談ください。
実際に現地にてご案内させていただきます。